苦手意識のある田舎で子育てする筆者が感じた2つのメリット

私は家族4人で車がないと生活できない田舎に義理母と同居しています。

近くには田んぼしかなく、公園もないし、夕方になると人が誰も歩いていません。

人と人との繋がりが強く、噂話がすぐに広がりやすいです。

地域みんなで子供を育てるという風習があります。

田舎で妊娠・出産するということ

私が主人の実家に嫁いでから、2年くらいで妊娠が判明しました。

子供が欲しいなと思った時から、病院を探してはいたのですが、産婦人科のある一番近い病院が車で30分の場所にある個人病院でした。

今は婦人科のみで産科はなく、出産には対応していないため、臨月になると大きい病院に転院するという対応でした。

その大きい病院も車で40分はかかる場所にあるので、すごく不便です。

あとは車で1時間以上かかる産婦人科が2件あるだけで、選択肢がものすごく少なかったのです。

私は車で1時間以上かかる病院の内の1件に決めました。

私の実家から近いのと、あとは臨月で転院するのが不安だったからです。

だけど、やっぱり遠いのでつわり中の検診は本当に地獄でした。

車で1時間以上かけて行き、病院でも待って、また1時間以上かけて帰るという、往復2時間半の移動が辛すぎました。

妊娠後期になってもつわりが治まらなかったので、検診の頻度が2週間に1回になった頃はもう検診にいくのが嫌で嫌でたまりませんでした。

あまりに不便な為、出産予定日の1か月前には、実家に帰らせてもらうことにしました。

近所の人との付き合いが時に辛い

私が実家に帰って数日経った頃に、ちょうど村の秋祭りがありました。

私は田舎の祭りが苦手なので、今年は出なくていいんだ、と安心していましたが、甘かったのです。

義理母から電話がかかってきて、祭りがあるから一旦帰ってきてお手伝いをしなさいと言われたのです。

もちろん私は、つわりもひどいし体調も悪いから今年は出られませんと伝えましたが、義理母には通じません。

「おなかが大きい時を、近所の人に見てもらいなさい、どこどこのお嫁さんはもうじき生まれるのに、村のお手伝いもしてえらいねえって言われたいでしょ。そういうことをちゃんとしないと、子供が生まれた時に近所の人に可愛がってもらえないよ。」

もう言っている意味がわからないし、余計に体調が悪くなったので、電話を切って無視することにしましたが、今でも忘れられません。

義理母は、私の体調よりも近所の人からどうみられるかということしか頭にない人だと、今でははもう分かっていますが、当時はとても辛かったです。

地域のつながりはあるが、子供が少なく孤独

義理母と義理祖母の過干渉から逃げるために、子供が2か月くらいになった頃から、地域の子育て支援センターへ行くようになりました。

そこへ行けば、同じような赤ちゃんを連れたママに出会えると思ったからです。

だけど、ほとんど誰もこなくて、一人の日もありました。

支援センターの先生と話して帰るだけで、ママ友を作るなど到底出来ませんでした。

家にいるよりはマシなので、保育所に入る3歳までほぼ毎日通っていましたが、私にも息子にもお友達に出会えることはありませんでした。

その代わり、支援センターの先生にはとても可愛がってもらったので、それはそれで良かったのかなと思います。

田舎の自治体は子供の数を増やしたいという思いがあるようで、子育ての支援制度に力を入れてくれていますが、子供の数がすごく少ないので、そういう場所を利用する人数もすごく少ないのだと思います。

そういう施設の先生を一人占め出来ていいなあ、と思う人もいるかも知れませんが、母親の私は毎日孤独を感じていました。

地域全体で子供を見守るということ

田舎の子育てで、これだけはありがたいな思うことがあります。

それは、地域の方が子供の顔も名前も家も知っていてくれることです。

外で遊んでいても、散歩しているおじいちゃんが声をかけてくれたり、近所の人が見守ってくれているので安心感があります。

娘も息子も小学生になった今では、一人で友達の家に行くことや、習い事に行くことが多いので、地域の方に見守られているって、本当に心強いです。

ただ、少し咳をしていたり、元気がなかったりすると、色々な人から

「ちゃんとご飯食べさせているの?」
「お母さんがちゃんと見ていてあげないと」

など、面倒くさい干渉もあるので、それが窮屈な時もありますが・・・。

防犯の面では子供にとってはありがたい環境だと思います。

お友達の家が…

私の家は村の中でもまだ中心地にあります。

小学校も近いので、子供は色んな方面のお友達と約束して学校から帰ってきます。

一人で自転車に乗って遊びに行ける距離ならいいのですが、遠い子は本当に遠いので、車でしか行けないような場所に住んでいたりします。

子供同士の約束を、親が果たさないと行けなくて、まずお母さんに連絡を取って、

「今日息子と約束しているって言っているけど、どこで遊ぶの?行きは送っていくから、帰りはお願いします。」

などと、やり取りをしないといけません。

家が少ない上に、子供が減って、小学校が減っているので、校区がめちゃくちゃ広範囲なのです。

それでも各学年は1クラスしかなく、人数も少ないです。

自然がいっぱいで、田んぼや川や森で体を動かして、虫取り、魚取りをして遊べるなんて、贅沢な環境だと思います。

だけど、毎日そんなことして遊ぶ子なんていないです。

さすがに飽きてきます。

ゲームもしたいし、公園の遊具でも遊びたい、だけど、遊ぶ子がいない、遊ぶ場所もない、それが田舎です。

PTA役員や、子供会役員は毎年?

今娘と息子は小学校1年生と3年生です。

そこそこ町の学校なら、低学年の間にPTA関係の役はほとんど当たらないし、当たったとしても小さい役だったりするばずです。

私もそういうイメージでした。

だけど人数の少ない田舎では、毎年の様に大役が当たります。

PTA役員、地区理事はもちろん広報部長などもやりましたし、子供会の会計、副会長など、この3年間、毎年です。

その前は、幼稚園の役もしていました。

しかも兼任は当たり前なので、子供会の副会長をやりながら、PTA役員の部長を兼任など、本当に大変です。

来年ももっと大きい役が当たります。

私の友達がもう少し都会の方に住んでいますが、6年生で大きい役が当たりそう、と悩んでいるのを見て、本当に羨ましく思いました。

少ない人数で、保護者が先生と一緒になって学校を作っていくというのを望んでいる保護者もいます。

田舎の良い所は子供の学校生活に関われる所だと思います。

私は働いている事もあり、そういうのを面倒に思ってしまう性格なので、田舎暮らしは人によって、やっぱり向き不向きがあるなと感じています。

メリットとデメリット、両方を受け入れることが理想だけど…

私は田舎に苦手意識があり、悪いところばかり目について、子育てを楽しめていない部分があるので、本当はもっといい所もあるのかもしれません。

今の環境で、子供に何がしてあげられるのか、この先も考えて行かないといけないなと感じています。

もう少し大きくなると、近くに塾がないから、進学にも不利にならないように、送り迎えを頑張らないといけません。

その反面、田舎の良い所だと感じることは、前述したように近所の人が子供を見守ってくれているので安心感があるのと、近くの中学校は思春期の子ばかり集まっているとは思えないくらい、穏やかな雰囲気ですし、都会のようなトラブルも起きにくいという所です。

環境に左右されないように、子供の良い所を伸ばしてあげることが、子育てにおける今の私の目標です。

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