おしゃぶり大好き息子vs止めさせたい親!急に訪れたある転機

育児に一番役に立ったものは何ですか?

私の場合、役立ったもの第1位は間違いなく

「おしゃぶり」

です。

しかしこのおしゃぶり、歯並びへの影響などから日本では否定的な意見が多いと感じます。

私も出産前はできれば使用したくないと考えていましたが、出産後5日でおしゃぶりを使い、その後なかなか手放せずにいました。

おしゃぶりを使うようになったきっかけから、やめさせるまでの体験をお話ししようと思います。

おしゃぶりとの出会い

生まれたばかりの息子はとにかく寝ない子でした。

たっぷり授乳をしても、1時間もしないうちに泣いて起きてしまい、特に産後3日目からの母子同室になってからは眠れず本当につらかったです。

ほとんど眠れていなかったため、5日目の夜に新生児室で数時間預ってもらうことにしました。

少し休んだ後新生児室に行くと、寝ている息子の横におしゃぶりが置かれていました。

看護師さんに尋ねると

「使っていいですよー。」

とだけ言われ、疲れていて理由を聞く気力もなかった私はそのままおしゃぶりと一緒に息子を部屋に連れて帰りました。

たぶん息子は新生児室でも寝ずに泣き、おしゃぶりを与えられたのだと思います。

部屋に戻るとやはり息子はすぐに起きてなかなか寝ません。

何をしても泣き止まない息子に最初は躊躇しましたが、おしゃぶりを試しに使ってみることにしました。

おしゃぶりを近づけると口を開けて吸い始めます。

さっきまでの泣き声が嘘のように静かになり、やがて寝てしまいました。

なにこれすてき!

私は一瞬で虜になりました。

これで少しは休める!と思ったからです。

実際におしゃぶりを使うとすんなり寝てくれました。

おしゃぶりのおかげで私の睡眠時間が確保できたといっても過言ではありません。

そうして退院後も昼夜関係なくおしゃぶりを長時間使うようになっていきました。

それでも心配になり歯科医に相談

しかしやはり歯並びへの影響が心配になり、歯医者さんに相談したことがあります。

「確かに歯には影響がある」

と前置きがあった上で、

「しかしおしゃぶりを咥えることによって鼻呼吸の練習にもなるので悪いことだけではない」

と言われました。

結論として

「おしゃぶりを使うのは問題ありません。ただし歯が生えそろう2歳頃までにはやめさせましょう。」

ということでした。

※あくまで私が相談した歯医者さんの見解です。違った考えを持つ歯医者さんもいると思いますので、心配な場合はかかりつけ医に相談しましょう。

おしゃぶり依存で禁断症状が…

1歳を過ぎて、息子のおしゃぶり依存度は高くなるばかり。

保育園にお迎えに行き、車に乗せると

「あむー!」

と要求します。

あむー=おしゃぶりのことです。

うっかりおしゃぶりを忘れようものなら、禁断症状かと思うほどハァハァと息が荒くなり、この世の終わりかのような大声で泣き叫ぶようになりました。

2歳児歯科検診でいよいよ危機感を持つ

とうとう2歳になってもおしゃぶりはやめられませんでした。

2歳児歯科検診で相談すると歯医者さんに強めに言われました。

「今すぐにでもやめさせてください。前歯に隙間ができています。」

ここでやっと私と夫は重い腰を上げました。

歯医者さんでもらったパンフレットには

「2歳半までには指しゃぶりやおしゃぶりをやめさせましょう」

と書いてありました。

夫と話し合い、あと半年でおしゃぶりを卒業しようと決意したのです。

挫折の連続、家族全員ボロボロに

それからおしゃぶり卒業計画が始まりました。

知人からのアドバイスやネットで見た体験談をもとにいろいろな方法を試しました。

  • おしゃぶりをしないことを褒める
  • 無くしたふりをする
  • 他の子にあげたと話す
  • 他のもので気をそらす

しかしどれも成功しませんでした。

どの方法も息子は納得せず怒り、手が付けられない状態に。

一度、寝る前に息子がどんなに怒っても心を鬼にしておしゃぶりを与えなかったことがあります。

息子は1時間以上泣き叫び、最終的に泣き疲れて寝ましたが、夫も私も疲れ果ててボロボロでした。

これを毎日…?

気が遠くなるようでした。

転機は急に訪れる

その後も努力はしましたが、おしゃぶりに頼る時間を減らすことはできたものの、完全にやめさせることはできませんでした。

そんな中、思いもよらない転機が訪れます。

息子が2歳4か月、8月のお盆休み中のことでした。

熱を出し、食欲が落ちてお粥も食べられなくなりました。

かかりつけの小児科はお盆で休診だったためいつもと違う病院に行き、ヘルパンギーナと診断されました。

口の中に発疹が出て、痛みで食べることができなくなっていたようです。

病気についての説明をひと通り受け、最後に夫が質問をしました。

「おしゃぶりはやめた方がいいですよね?」

先生は

「そうですね。おしゃぶりに付いた菌が口の周りに留まるので、いつまでも治りませんよ。」

と厳しく答えました。

今回ばかりは病気を治すため本気でやめさせなくてはなりません。

だけどどうやって息子を納得させよう…私も夫も途方に暮れましたが、このとき、息子もいろいろ考えていたようです。

帰りの車の中でさっそく

「あむーは?」

と息子に聞かれましたが

「お口痛いのが治らないからダメだよ。」

と答えると素直に引き下がりました。

これまで怒り狂っていたのが嘘のようです。

口の中の痛みは酷いらしく、細かく砕いたゼリーでさえも泣きながら食べるほどでした。

恐怖や不安が大きかったと思いますが、それでもおしゃぶりは欲しがりませんでした。

ヘルパンギーナが完治した後も、たまに息子に

「あむーは?」

と聞かれましたが

「またお口の中が痛くなるからやめようね。」

というと納得してくれました。

結局その後一度もおしゃぶりを使うことはありませんでした。

おしゃぶり卒業のきっかけは病気

こうして、息子は2歳4か月で無事におしゃぶりを卒業しました。

その後の歯科検診で前歯の隙間も正常に戻ったと言われ、ほっとしたのと同時にやはりおしゃぶりの歯並びへの影響は大きいと実感しました。

我が家の成功法は

「ヘルパンギーナでおしゃぶり卒業」

でした。

口の中の痛みでおしゃぶりどころではなかったようです。

また、かかりつけ医の優しい先生ではなく、初めて会うお医者さんに厳しく言われたのが堪えたり、ご飯が食べられないという恐怖もあったりしたのかもしれません。

特殊な例であまり参考にはならないかもしれませんが、病気がきっかけでおしゃぶりをやめさせられたという体験談をお話ししました。

やめさせるのに苦労はしましたが、息子におしゃぶりを与えたことについては後悔していません。

夜の寝付きも良くなりましたし、公共の場で騒ぎそうなときもおしゃぶりでご機嫌をとって周囲に迷惑をかけずに済みました。本当に役に立ったアイテムです。

もう使うことはありませんが、名残惜しくておしゃぶりは未だに捨てられません。

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