雛人形の片付け方とは?来年も綺麗に飾るコツを伝授します

3月3日の桃の節句。女の子のいるご家庭では雛人形を飾ることも多いでしょう。特に初節句の時は、雛人形を販売したお店が納品の際に飾り付けをして下さる・・・そんな事も多いようです。飾って貰ったのは良いけれど、片付ける時はどうしたら良いの?と心配される方も少なくありません。片付け方法のポイントをお知らせします。

雛人形を片付ける時期

「雛人形の片付けが遅くなると、婚期も遅れる」そんな事も言われるほど、雛人形を片付けるのは大変な作業です。もちろん「婚期がうんぬん」は迷信ですから、3月3日過ぎたら、何が何でも片付けるということは考えなくて大丈夫。日程よりも、天候を考えましょう。

おすすめは「晴天が2~3日続いた日」です。雛人形に使用している「絹」は、湿気を嫌います。雨の日に片付けると、どうしても湿気を含んだままケースに入れることになるので、避けましょう。

絹は湿気を含むとシミやカビが出来やすい素材なのです。翌年雛人形を出してみたら、衣装にカビやシミが付いていたら残念としか言えません。当日晴れていても前日に雨が降っていれば空気中に湿気がありますから、晴天が続いて空気がカラっとした日を選んで、片付けて下さい。※3月中旬ごろまでが目安です。

雛人形の片付ける時のポイント

雛人形の飾り方は地域差があります。お内裏様やお雛様の位置や、仕丁(しちょう:段飾りの雛人形に含まれる3人組の人形)の持ち物が関東と関西で違うのです。片付けることに夢中になり、翌年飾る時に何が何だか分からないという経験をされる方も少なくありません。そうならない為には、片付ける前に画像を残しておくと、次の年に安心ですよ。

「カタログがあるから大丈夫」と思うかも知れませんが、「ぼんぼり」や「金屏風」、「橘と桜(梅の場合も有り)」などオプションは様々ですから、カタログで確認しても難しい場合があります。最初に専門家にセットしてもらった配置を記録として残しておくのが一番良い方法です。

雛人形を片付ける際は、布手袋をはめて下さい。女の子も3歳頃になると、自分の雛人形を片付けたくなるものですが、子どもの手はベタベタしていることも少なくありません。うっかり人形の顔に触ったら、とれない汚れが顔に付いてしまう場合もあります。そうならないためにも、片付ける人全員で、布手袋を使いましょう。

次は人形や小道具に付いた埃を払います。雛人形は繊細な作りですから、細心の注意を払って丁寧に扱って下さい。羽根バタキもしくは、静電気などで埃をキャッチするハタキなどを使っても良いかも知れません。

それから順番にケースに入れていきましょう。特に気を配って欲しいのが「人形の顔」。人形は顔が命と言われるように、顔は何よりも大切ですから、柔らかいティッシュなどで丁寧に覆って仕舞います。その際に髪の毛も乱れない様に気を配って下さい。

保管は湿気の少ない場所を選んで下さい。大きく場所を取るので、ついつい下に置いてしまいますが、少なくとも人形だけは、押し入れなどの上の段などに置くことをおすすめします。

防虫剤を選ぶポイント

雛人形が身につけている着物は、ほとんどの場合が絹となります。絹は虫食いに強い素材ですが、接着剤は違います。昔から使われている糊は虫の大好物ですから、防虫剤を用意しましょう。とはいっても「樟脳(しょうのう)」や「ナフタリン」は注意が必要です。これらは他の種類が混ざると化学反応を起こし、シミの原因にもなる言われていますから、一度使った防虫剤と同じタイプのものを次の年も用意して下さい。

また有効期間も商品によって違います。「衣類用の防虫剤が残っているから、それを利用したい」という場合は必ず使用期限を確認して、次の雛人形の飾り付けまで持つ物を使いましょう。もし新しく購入するのなら、人形専用の防虫剤を選んだ方が安心です。

「取りあえず、全てに防虫剤を入れておけばOK」なんて思ってしまう事もありますが、樹脂製のものにナフタリンを使うのは、溶けてしまうので要注意。人形が座る台、橘や桜、小物も樹脂で作られていることが多いので、こちらのケースに入れるのは止めましょう。

まとめ

如何でしたか?雛人形を綺麗な状態で長持ちさせるコツは虫干しです。2月は乾燥している時期ですから、年に1回2月に雛人形を箱から出して飾ると、虫干しにもなります。大切なお嬢様の厄除けを担う雛人形ですから、是非毎年飾って、雛祭りのお祝いをして下さい。

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