子供の入院!付き添い?完全看護?実体験のメリット・デメリット

近年、日本の病院では医師の長時間労働が問題とされています。

そんななか、子どもの入院時にその家族が付き添いで入院することは多くの病院で当たり前とされており、実際に私も何度か付き添い入院を経験してきました。

そして、その生活は想像以上にハードなものだったのです。

付き添い入院をするうえで守らなければいけないこと

付き添い入院をするにあたってはいくつかの決まりがあります。

内容は病院によって様々ですが、その多くが以下のようなルールであると思います。

まず、付き添いが部屋で食事をとることは禁止されています。

いろいろな事情で食事制限を課せられている子たちや、食事をとることができない子たちに配慮するためです。

病棟内に「家族ラウンジ」といった共有スペースが設けられているので、そこに移動して食べることになります。

また、入浴はだいたい15分~30分。

日中のうちに、夜間自分が入りたい時間を予約する形になっています。

入院中の子供たちのためにも、病棟内に共用のバスルームは設けられています。

ただし、日中は入院中の子どもたちが順番に利用するため、付き添いが利用できるのは夜間のみです。

息子が入院した病院ではバスルームの前に小さなホワイトボードがあって、そこに日中のうちに入浴したい時間を記入して予約をとっていました。

さらに夜間、宿泊での付き添いは女性の家族のみに限られます。

個室への入院の場合は男性の家族(父親、祖父など)が認められる場合もありますが、基本的に宿泊は女性の家族(母親、祖母など)のみとされているのです。

実際にやってみて感じたこと

私が息子の付き添い入院を経験したのは、すべて息子が0歳のときでした。

そのため、夜は授乳や起きてきてしまう息子の寝かしつけに追われ、自分はあまり寝ることができませんでした。

おまけに大部屋だと、息子の声や物音で周りを起こしてしまうのではないかと、かなり気を使っていました。

息子が泣くとそっと部屋を抜け出し、ほぼ夜通しプレイルームや廊下で息子を寝かしつけ続けていた日もありました。

当時、息子は気管の状態があまり良くなく、なるべく激しく泣かせないように気を付けていたのです。

そのため側を離れることができず、息子が寝ないことには、なかなか食事やトイレも行くこともできませんでした。

また、やっとの思いで息子を寝かせても、定期的に看護師さんがやってきて熱や心音、血圧などをチェックするために息子を触るため、それで起きてきてしまうなんてことも多々ありました。

息子と一緒に私もお昼寝……

と思っても、医師の回診や清掃の時間と重なってしまって寝られないなんてことも……。

とにかく終始ずっと寝不足で本当にキツかったのです。

そんな生活のなかでも自分が体調を崩すわけにはいかず

「付き添い入院は体力勝負」だと身をもって実感しました。

そしてそれとともに、長期で付き添い入院をしているご家族を見ると、尊敬と心配が絡み合ったような複雑な感情になったのです。

24時間の付き添い体制を問題視する声も……

親が子に与える愛情は無償のもの。

しかし

「24時間付き添い入院を課すのはどうなのか?」

と問題視する声もあがっています。

参考:病児の付き添いで病院に24時間缶詰め それって人間的ですか

いくら親といえどもひとりの人間であり、24時間の付き添いは本当に大変です。

自分の体を壊す可能性もあれば、特に兄弟がいる場合などは置いてきた家族のことも心配です。

「付き添い入院が長期、もしくは頻回になるので仕事を辞めざるを得なかった」

というケースだってあります。

しかし

「我が子に精一杯のことをしてあげたい」

と思うのも、親であれば当然の感情。

人それぞれ様々な事情があるなかで、みなさんならどうお考えになりますか?

心強い完全看護の病院 メリット・デメリット

付き添い入院が必要な病院が多く存在する一方、なかには付き添い入院を必要としない病院があります。

こういった病院は完全看護を謳っており、入院中の子どもたちに必要なお世話は、すべて看護師がやってくれることになっています。

その最大のメリットは家族や自分のために必要な時間を確保できることだと思います。

ずっと我が子の側にいたいのは当然のことですが、仕事だったり家庭の事情だったりで24時間は付き添えないというご家庭もあるでしょう。

完全看護の病院があるということは、そのようなご家族にとってひとつの大きな選択肢であり、たいへん心強い味方です。

その一方でデメリットがあるのも事実です。

それはやはり、入院中の子どもの様子をすぐに知ることができないということ。

我が子の側にいることができないというのは、病気の子どもをもつご家族にとっては、とても不安なことだろうと思います。

それにくわえて、幼い子どもであれば特に、親と離れて不安な思いや寂しい思いをするだろうということです。

息子も一度だけ、こういった完全看護の病院に入院したことがあります。

そのときは検査入院で2泊3日のみの入院でした。

「うちは完全看護なので、付き添いは不要ですよ」

と、あらかじめ担当の医師に言っていただいていたのですが、息子は哺乳瓶嫌いで直接母乳でないとまったく飲まず、前述した通り激しく泣くことが良くない病気だったため、私は付き添いを希望しました。

同室に3~4歳くらいの男の子がおり、やはり寂しいのか、母親がいなくなると

「ママ、ママ」

と泣き続けていました。

日中は母親がいるのでまだいいのですが、夜中に目が覚めてしまうとずっと泣きっぱなしだったのです。

この病院では夜間の看護師の人数は2~3人。

付き添いが必要な病院とまったく変わりません。

あまりに泣く男の子に、たまに様子を見には来るものの、またすぐ去って行ってしまうので当然男の子は泣きやまず……。

そのうちに泣き疲れて眠ってしまったのですが、本当にかわいそうだと思いました。

私の場合は、息子の当時の状況から付き添い入院をすることはほぼ必須でした。

しかし、こういった看護師不足の現状も目の当たりにして、結果として本当に付き添って良かったと感じています。

しかし、これも息子がひとりめで他に兄弟もおらず、私自身も働いていなかったから言えること。

完全看護で24時間子どもを見てくれる病院は、いろいろな家庭があるなかで、とても必要なのです。

マクドナルドハウスについて

マクドナルドハウスを知っていますか?

病院の近くに建てられており、入院中の子どものご家族が滞在することができます。

たとえば、自宅から遠く離れた病院に子どもが入院することになると、家族の負担は肉体的なものだけでなく、精神的にも経済的にも大きくなってしまいます。

そんなご家族をサポートするのが、このマクドナルドハウスという施設です。

施設内には自炊ができるキッチンや、リビング、ダイニング、ランドリー、そしてプレイルームまで完備されており、眠るときはプライバシーに配慮したベッドルームを利用することもできます。

マクドナルドハウスの運営は、多くの個人と企業の寄付金によって成り立っており、そのおかげで私たちは1日1000円で施設を利用することができます。

募金箱は全国のマクドナルドなどにも設置されていますし、今はネットから簡単に寄付できたりもします。

T-POINTを利用した寄付(1ポイント1円から)や、携帯電話の利用料金と一緒に寄付できるようなサービスもあるので、みなさんもぜひ一度チェックしてみてください。

ドナルド・マクドナルド・ハウス 寄付金でサポート

まとめ

私自身、息子が入院しなければ、まったく想像もしなかった生活がそこにはありました。

そして、想像以上に大変だということも身をもって経験したのです。

マクドナルドハウスという施設も、こういった経験を通して初めて知ることができました。

より多くの人がその存在を知り、少しでも寄付に協力してもらえたらと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

「先天性食道閉鎖症」「気管軟化症」「先天性食道狭窄症」をもつ息子のママです。 大変なこともありますが楽しく元気に生活してます。 同じ病気をもつご家族の参考になればとブログもやっています!(↓WEB SITEを参照) https://ameblo.jp/candy5ss1p