1歳で授乳1日10回?断乳ではなく自然卒乳に決めた理由

私には2歳になる娘がいて今でも授乳を続けています。

私は娘に自然卒乳をしてもらうことを決めました。

この決心に至るまで、さまざまな思いや苛立ち、葛藤があり、たくさん悩みました。

今回は、自然卒乳しようと決めた経緯、また、この経験から気づいたことをお話したいと思います。

おっぱい大好きな娘

娘は生後すぐミルクとの混合でしたが、その後、完全母乳になりました。

しかし、体重の増えが悪くなった時もあり、ミルクを足そうとしましたが、娘は嫌がり飲んでくれませんでした。

娘はおっぱいが大好きで1歳を過ぎても授乳回数は1日10回以上でした。

この頃、同じ歳の子を持つママ達はぼちぼち断乳をしていましたが、私はまだ断乳は少し先のことと考えていました。

娘がおっぱいを飲む時はとても幸せそうで、私はそんな我が子の姿を見て嬉しく、おっぱいタイムは幸せなひと時でした。

苦痛になったおっぱいタイム

しかし、娘が1歳半頃から、おっぱいを欲しがる回数がとても増えていきました。

この頃、娘は何かあるとすぐ「おっぱい」を求めてきました。

例えば遊びにも飽きて、手持ち無沙太になった時、自分の思いどおりにいかない時は泣き、おっぱいを欲しがりました。

最初は、一時的な事だと考えそこまで気にしていませんでした。

しかし、1日何回も授乳することで時間もとられ家事も全くはかどらない。

また、この頃私は、連日の家事や育児疲れで体調も悪く、疲労はピークに達していた時期でした。

授乳のたびに私は、娘にイライラすることが増えていきました。

私にとって幸せなはずのおっぱいタイムは、苦痛でストレスを感じるようになっていました。

そんなある日、何度もおっぱいを求めてくる娘に

「しつこい!もうやめてよ!」

と叫んでいる自分がいました。

その時、娘は私の怒鳴り声にビクっと身体を震わせました。

そして大きな声で泣き出したのです。

私はその鳴き声にハッと我に返り、

「ごめんね。」

と娘を抱きしめ一緒に泣きました。

娘はおっぱいが大好きなのに、授乳を苦痛に思う自分を責めました。

「娘は何も悪いことはしていない。悪いのは私で母親失格ではないのか...」

と。

断乳失敗

娘に怒鳴ったことがきっかけで、自分のため、そして娘のためにも早々に断乳をした方がいいのではと考えるようになりました。

断乳の方法はネットや書籍で調べました。

それによると断乳する日までに言い聞かせる

「言い聞かせ断乳」というものがありました。

1歳半だった娘は、なんとなく話していることも分かっていましたので、この方法で断乳することを決意。

断乳日の3週間程前から、娘にカレンダーを見せ

「この日におっぱいとバイバイだよ」

と話しました。

しかし娘は

「ないない」(いいえ)

というばかり。

毎日言い聞かせても、このやりとりの繰り返しでした。

さらに、このことが原因か定かではないのですが、いい聞かせをするようになってから、娘がおっぱいを欲しがる回数がさらに多くなりました。

当時の授乳記録をみると多い日では1日20回以上の日も...。

もう少しで飲めなくなるおっぱいに執着しているかのようで、私の心も揺れました。

「自分がイライラするなら辞めたほうが娘にとってもいいはず...でも、このまま本当に辞めてしまっていいのだろうか...」

そんなモヤモヤした気持ちを抱えたまま訪れた断乳当日。

娘に最後のおっぱいをあげました。

しかし、最後の授乳中、私の頬を流れるのは止まらない涙。

私の決意は揺らぎ断乳は失敗に終わりました。

私を救った助産師さんの言葉

「私さえイライラしなければ、娘の大好きな母乳を続けられるのに...」

何度も自分を責めましたが現実は変わりません。

度重なる娘のおっぱい攻撃に私のイライラはおさまりませんでした。

当時の私は、

「母乳を辞めなければという思い。辞めたくないという思い。」

が混在し、どうすればいいのか本当に分からなくなっていました。

子育て支援センターで他のママの断乳話を聞くと、

「断乳は母の決意よ!」

とスパッと断乳している人も多く、どうして自分だけこんなに悩んでいるのかと誰かに相談することもできませんでした。

解決策も見つからず、途方に暮れた私は

「専門家に相談したら何かいい方法が見つかるかもしれない...」

藁にもすがる思いで助産院の母乳相談に行くことにしました。

助産師さんに、今までの経緯を話し、

「母乳を続けたいが、イライラして怒ってしまう自分をどうしたらいいのかわからない。こんな状態で母乳をあげることは娘にとっていいのか?」

と相談しました。

助産師さんは

「まず、おっぱいを何回も求めるのは、自分の感情がまだうまく表せないことも関係しているのかも。

おっぱいは栄養だけでなく精神的安定の役割もあるからね。

2歳をこえたら自分の世界もぐっと広がるし、感情もどんどん言葉で伝えられるようになるから、それまでもう少し様子をみて断乳するか決めるのも方法のひとつよ。」

と。

そして、娘にイライラし怒ってしまう事に関しては、こう話しました。

「怒ってもいいじゃない?お母さんだって人間だもの。」

私はこの言葉を聞いた途端、張り詰めていた心の糸が切れたかのように、涙が溢れてきました。

そして助産師さんはこう続けました。

「お母さんが怒った感情をみせることは悪いことばかりではないのよ。

子どもはママが喜んだり、笑ったり、泣いたり、怒ったり、そんなママの姿を見て、人間の感情を学んでいるの。

そりゃいつも怒ってばかりじゃそれはまずいけどね。」

この助産師さんの言葉で、私の重たい気持ちがスーッと楽になりました。

苛立ちの原因はおっぱいでなく自分自身の中にあった

私は、ずっと自分の中で「怒らない母親 = いい母親」と思っていました。

そのため、娘にイライラするたび、そんな自分を責めていました。

また、産後当初、指導を受けた母乳外来で、

「おっぱいは求められたとき好きなだけあげる」

と教わり、この方法も

「娘が欲しいなら」

とずっとストイックに続けていました。

しかし、この助産師さんの言葉を聞いて、私は今までこのような自身の考えや方法に縛られるあまり苦しんでいたと気づいたのです。

つまり、イライラの原因はおっぱいでなく自分自身の中にあったのだと...。

私はこの時から、

「イライラしてしまう自分」を素直に認め

「時には怒っても大丈夫」と思うようにしました。

また、娘がおっぱいを何回も欲しがる時に、

「さっき飲んだばかりだから、もうちょっと待とうね。」

と娘に1度、自分の気持ちを伝えることにしました。

もちろん娘はすんなり受け入れません。

しかし、気持ちを声に出して伝えることが一呼吸となり、以前よりイライラが減るようになりました。

その後、娘は成長とともにおっぱいを求める数もだんだんと減っていきました。

私にも昔のようにおっぱいタイムに幸せを感じられる日々が戻りました。

そして、私は

「ここまできたら娘に大好きなおっぱいを思う存分飲んでもらおう」

と思い、自然卒乳をしてもらう決心をしました。

おわりに

私はこの経験から「怒ってしまう感情」を素直に受け入れること、そして、迷った時は肩の力を抜き、第三者の話をきいてみる。

それが子育てにはとても大切だと気づきました。

現在娘は2歳。

最近では言葉も少し話せるようになり、授乳の時

「ぱいぱい、おいしい」

と笑顔で言います。

娘はあと何年おっぱいを飲むのか分かりません。

でも私は、娘が自分から飲まなくなるまでとことん付き合おうと思っています。

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