臨月での旅行は無謀?36週、旅先で破水しNICU入院…

妊婦健診は順調、臨月での旅行

正産期に入る直前の36週6日で前期破水から出産が始まりました。

その時私は主人と一緒に誕生日記念の旅行に行っており、隣県のホテルで宿泊していました。

今思えば10ヶ月になった時点で隣県に行ったのも結構無謀だったなと思いますが、その時は2日前の妊婦健診でも推定体重は2300gほどで週数からすると小さめではあるものの、赤ちゃんも元気で

「まだまだ生まれる様子はない」

と言われていたので大丈夫だろうと思っていたのです。

破水が起きたのは深夜だったので、急いでフロントにチェックアウトの申し出をしました。

低出生体重児で生まれた娘

たまたま出産準備グッズを入れた鞄を持ってきていたため、自宅に寄らずにそのまま病院に向かうことが出来ました。

病院に到着した時には大量の羊水が出てしまい、私は不安で仕方がありませんでした。

内診の結果は

「子宮口も全く開いておらず、赤ちゃんもだいぶ上のほうにいるので、このまま陣痛が起きて赤ちゃんが降りて来るのを待ちましょう」

と言われました。

陣痛室で入院手続きを済ませてNSTを巻いて待っていたのですが、入院してから1時間ほどしてNSTからアラーム音がなる様になりました。

その様子を見ていた助産師さんの表情が変わり陣痛室を出て行ったと思えばドクターと一緒に戻って来て何やら相談していました。

その後間もなくして看護師さんや助産師さんが何人もやって来て装置のようなものをつけたり、着替えの用意をしたり始めて周りの様子が慌ただしくなってきました。

「何が起きたんですか?」

と聞くと

「赤ちゃんがしんどいサインを出しているので、緊急帝王切開に切り替えます」

と告げられました。

告知されてから数分の間に手際よく準備が進められ、あっと言う間に私は手術室に運ばれていきました。

手術が始まって10分ほどして、ドクターから

「赤ちゃんが出てきたよ」

と告げられても赤ちゃんの泣き声が聞こえて来ません。

どうしようもなく不安になり執刀中のドクターに何度も赤ちゃんが無事かどうかを確認していました。

しばらくして赤ちゃんの小さな泣き声が聞こえて来た時は安心のあまり涙が溢れて来ました。

生まれたのは予想体重よりも小さい2182gの赤ちゃんでした。

低体重の赤ちゃんは隣接する小児科のドクターの診察を受けるためにすぐに運ばれていったため娘との初対面は10秒ほどでした。

NICUでの入院

手術を終え病室でしばらく休んだあと、赤ちゃんがNICUにいる事を知らされ、NICUに面会に行く事になりました。

思っていたよりもずっと小さく保育器の中で点滴を打たれて眠っている娘を見て、無事に生まれて来てくれた安堵感と

「こんなにたくさんの点滴を打たれて痛いだろうに、、かわいそう」

と娘に対して申し訳ない気持ちになりました。

その後小児科のドクターから娘は低体重だけではなく低血糖症があると告げられました。

低体重だと2500gになるまでNICUから出られないこと、

血糖値が正常値になるまでは点滴の治療を続けることになるためしばらくはNICUでの入院になる

とのことでした。

私が出産した病院では基本的には母子同室だったため、相部屋の他の人たちは赤ちゃんと一緒に過ごしていたのですが私だけが娘が側にいないという状況でした。

また、NICU には基本的に赤ちゃんの父母以外は入れないというルールがありました。

そのため同室の人の赤ちゃんの泣き声が聞こえて来たり、赤ちゃんに会いに他の家族が面会に来たりする度に

「どうして私だけ娘と一緒にいれないの…娘は一人で泣いている、きっと寂しい思いをしている」

と入院中毎日泣いていました。

入院から6日経ち私は娘よりも先に退院する事になりました。

娘の体重は2300gを超えるくらいになりました。

ただ、低血糖の症状がまだ続いていたため、入院期間がまだ長くなりそうだとのことでした。

産後の通院生活とその後の娘の様子

退院後から私は娘に搾乳した母乳を届けるために毎日病院へ通う事になりました。

夏の暑い時期でしたのでバスに乗って通院しておりましたが、産後でまだ骨盤もガタガタの状態で毎日病院に行くのは精神的にも体力的にも辛いものでした。

まとまって休む時間も取れず体力も回復しきれていなかったり、口が小さく母乳もうまく吸うことができなかったりと娘のお世話も本当に大変でした。

そんな中で私を支えてくれたのが看護師さんの存在でした。

毎日NICUに通っていると看護師さんとも仲良くなり、授乳やオムツ替えなどのコツを聞いたり、たわいもない世間話をしたり、娘の成長を一緒に見守ってくれている看護師さんとの会話を楽しめるようにもなりました。

そして出産から3週間後、体重も2900gを超え血糖値も正常値に安定したため、担当してくださったドクターと看護師さんに見送られながら退院しました。

それから1年以上経った今では小さめだった娘もご飯をたくさん食べて成長曲線の真ん中くらいまで成長しました。

生まれた直後の低血糖が発達に影響する可能性があるという事で出産した病院へは定期的に通院しているものの、発達には特に問題ないとのことです。

娘の定期通院は大変ではありますが、NICUで担当してくださったドクターや看護師さんに再会するのもちょっとした楽しみになりました。

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