医師の診断「風邪」母親の勘で再受診して2つの病気を早期発見!

2歳前後で子供がかかった病気についてお話したいと思います。

耳にしたことはあるが知らない、でも知識として知っていれば、何か異変が起きた時に脳裏に浮かぶのでお役に立てば幸いです。

熱が下がらないという恐怖

1歳10ヶ月の頃、子供は保育所に入園して2週間に1回は体調を崩していました。

GWに予定していた旅行も大事をとってキャンセルし、自宅静養していましたが、なかなか良くなりませんでした。

ある日、38度の熱があると保育所からお迎え要請があり、かかりつけのA病院で診察。

風邪だろうとの診断で風邪薬をもらいました。

子供は待ち時間も、40度の熱でぐったりと体をもたせかけてきて、体は熱く呼吸もつらそうでした。

帰りに看護師さんが

「熱、えらいよね~。頑張ってね」

笑って言っていましたが私は何かおかしいな。

ここではダメだなと感じていました。

夜中に体がしんどいと何度も起きてくる

その後も39度以上の熱が続き、子供は寝た後も体がしんどくて、夜中に何度も泣きながら起きてきてゾンビのように

「お母ちゃん、えらいよ~」

としがみついてきました。

食欲もなく、食べられるのは果物やジュースだけ。

うどんやおかゆは吐き出して、大好きだったバナナも食べません。

体力消耗させないために、40度近くになると座薬を入れて熱を下げますが、それも一時だけで、また数時間後には熱が再び上がります。

さすがによくなる気配がないので、これは普通の風邪ではないと判断して、隣市にあるB総合病院まで行くことにしました。

B病院の検査で炎症反応発見

血液検査の結果、CRPの数値が悪く炎症反応が起こっていました。

B病院では、病名不明ですが、

「すぐ入院して下さい」

と言われて、抗生剤を点滴して炎症反応を抑える処置がされました。

子供は、点滴につながれ体が動かせない不自由さと体のしんどさで泣き続けていました。

そして、夕方から夜中にかけて熱が上がったら、ベッドに突っ伏して熱に耐えるそんな状態が続きました。

B病院では喉がはれていたので咽頭炎の疑いということで、2日間入院しました。

小児科医が1名しかいないこと、検査を外部に出すので時間がかかること。

看護師さんの対応への疑問などが重なり、実家のある隣県のC総合病院に転院させてもらうようお願いしました。

C総合病院で川崎病と確定

高熱で辛い状態の息子を車で運ぶのは心苦しかったのですが、1時間半かけてC総合病院に到着しました。

C総合病院は小児科医が6名在籍しています。

検査結果も病院内で出るのでスピーディで、チームで治療に取り組んでくれるので、治療の方向性も決まりました。

早く熱が下がってほしい。

早く楽にしてあげたい。

その気持ちでいっぱいでした。

これまでの治療経過で、やはり炎症反応の数値が悪かったので、熱が5日以上続くのは川崎病の可能性が高いと言われました。

川崎病とは

川崎病は、川崎富作博士が発見した正式名称は

「急性熱性皮膚粘膜リンパ腺症候群」

という病気です。

顕著な症状としては、

  1. 38度以上の熱が5日以上続く
  2. 目が充血して赤くなる
  3. 赤い発疹が全身に出る
  4. 舌に赤いブツブツがでる
  5. 唇が赤く荒れて出血する
  6. BCGの予防接種跡が赤く腫れる
  7. 首のリンパが腫れる
  8. 手足にむくみがあり、熱が下がってから手足の指先の皮がむける。
  9. 関節痛
  10. 下痢

私の子供は、首のリンパが少し腫れているかな?くらいの症状しかありませんでした。

川崎病の治療は熱が出始めてから10日以内に開始することが大切で、川崎病であるかもしれないし、ないかもしれないが治療を開始してみてはどうかと先生のお話があり、私も賛成しました。

後遺症や感染症の書類に目を通し、サインしました。

川崎病の後遺症としては、全身の血管に炎症が起こるので、心臓の血管の一部、冠動脈に瘤ができる場合があること、治療に献血してもらった血液を使うため、感染症の危険についても書かれていました。

迷っていても、治療法はこれしかありません。

治るためには、何でもしたいと考えていました。

治療開始する当日に出た赤い発疹

治療を開始する当日、体中に赤い発疹が出て、BCGの跡を確認すると赤く腫れていたので川崎病確定した上で、治療に入れることになりました。

子供がした治療は、免疫グロブリンの点滴投与です。

血液中の免疫グロブリン(抗体)を高純度に精製することにより、注射できるようにした製剤です。

まる1日で投与が完了し、子供の熱は嘘のようにスッと下がりました。

普通にベッドの上に座っているだけで奇跡だと思いました。

笑顔も出だして、食欲も少しずつ増えていき、病室を走り回るようになり、やっと熱から解放されたのだと思いました。

その後、1週間入院して経過観察しました。

一度、熱が下がってもまた発熱して再度治療するケースもあり、さらには川崎病になると近いうちに再度かかる可能性もあるとのことでした。

退院後

退院後は、アスピリンという薬を1ヶ月服用しました。

血管の炎症を抑え、血液を固まりにくくして血栓ができるのを予防してくれます。

これによって、心臓の冠動脈に瘤ができるのを防ぐようです。

この薬を1ヶ月服用する以外は、普通の生活に戻り、2週間後に保育所に復帰しました。

1ヶ月後、3ヶ月後、半年後と心臓のエコー検査をしました。

この心臓のエコー検査は1年後と定期的に続けいていかないといけないそうです。

周りにも川崎病になったお子さんがいましたが、その方は高校3年になるまで検査を続け、運動負荷をかけながら心電図をとり異常がなかったので、やっと検査しなくてよくなったそうです。

定期的な検査以外は、運動や食事制限はありませんので、普通に日常生活が送れます。

川崎病になって

川崎病と名前は聞いたことはありましたが、私には関係ないだろうと、どこか人ごとでした。

現在では、年間に1万5千人が川崎病にかかっているそうです。

女児より男児がかかりやすく、4歳以下で発症が多いとありますが原因は不明で予防法もありません。

しいていえば、なりやすい体質ということらしいです。

川崎病になった子を持つ方のブログを読みましたが、女児や7歳で発症した方や、双子の片方だけなったりしていました。

花粉症やアレルギーのように、親からひきついだ体質なのかもしれません。

けれど、昔にはなかった治療法があるので、段階に応じて治療すれば治らない病気ではありません。

しかし、発見は早ければ早い方がいいので熱が5日以上続いたら、今の病院でいいか、治療法でいいか考えて早めの判断をおすすめします。

腸重積のサインは陣痛のような腹痛

8月に定期検査の為、子供と実家へ帰省していました。

定期検査も終え異常もなかったので、母に子供を預けて友達に会っていました。

すると、母から電話があり

「さっきから、お腹が痛いと言い続けて床をのたうちまわっている。

様子が変だから、帰ってきて」

と言いました。

すぐさま、帰宅し川崎病でお世話になったC総合病院に行きました。

病院についた頃には、ケロっとした顔でニコニコしているので、診察した医師も

「ひどい便秘ですね」

と言い浣腸してもらい、少ししてウンチを出して病院を後にしました。

帰り道にスーパー買物する母を駐車場の車の中で子供と待っていた時、車の中でさっきまで元気だった子供がお腹が痛いと泣きながら暴れました。

また数分後には

「お腹痛くなくなったよ」

とはしゃぐ。

陣痛のように痛みが押し寄せてはひいてくる、その繰り返しでコロコロ体調が変わるのが15分ほど続き不安になってきました。

このまま自宅に帰って夜中にお腹が痛いと苦しんでも、私は見ているだけで何もできない。

もう一度病院に行こうという気持ちが強くなりました。

病院の帰りに再度、救急外来へ 

買物から帰ってきた母にもう一度、病院に行って欲しいとお願いして、今度は診察時間を過ぎていたので救急外来で診察してもらうことになりました。

夕方、見てもらった時と同じように便秘ではないかと医師には言われましたが、私には、その診断は受け入れられませんでした。

夜中に腹痛が起こると怖いから、大事をとって入院させてほしいと伝えました。

さらに、母が孫のこの状態が昔、祖母が患った腸重積に似ていると医師に伝えた所、別の医師を呼んできて見てもらい、レントゲン撮影し、その後行った浣腸でイチゴ状の赤い粘った便が出たことも腸重積の症状の1つなので腸重積だということが分かりました。

C病院での整復術からの緊急車で搬送

別室に移動し、深夜に造影剤による整復術を試みてくれました。

私は、処置室の外で子供の泣き叫ぶ声を聞き続けるしかありませんでした。

医師が出てきて、

「3回しましたが、うまくいきませんでした。

これ以上整復を続けると、腸が破裂する可能性もあります。

安全をとって、専門医がいる病院へ搬送したいがいいですか?」

と言われたので同意し、一緒に救急車に乗って市内のD大学病院へ搬送されました。

D大学病院での整復術で成功

D大学病院では、空気注入での整復術が行われました。

また、処置室の前で泣き叫ぶ声を聞くだけしかできませんが、祈るように手を合わせて時間が過ぎるのを待ちました。

医師が出てきて

「成功しました」

と言ってくれ、出てきた息子もベッドの上でもう苦しんでいなかったのでホッとしました。

入院は2泊3日で、1週間後の診察でも問題なかったので腸重積に関しては、薬の服用もありませんでした。

腸重積とは、腸の一部が隣接する腸内にはまり込んでしまう状態です。

うちの子供の場合は小腸が大腸にはまり込んでいました。

3ヶ月以上6歳未満の乳幼児、特に1歳前後の乳児に発症することが多く、緊急の対応が求められます。

24時間以内に対応できない場合は、開腹手術になるそうです。

腸重積になった原因は、ウイルス感染で腸管のリンパ組織が腫れあがることが原因だそうです。

保育所で常に風邪をひいたり、鼻水をたらしたりしているので、免疫が落ちている所に感染したのが原因だと思います。

大事なのは親の勘

医師にとって患者はたくさんいます。

でも、お母さんにとって子供はかけがえのない1人しかいません。

いつも子供の様子を見ているからこそ、顔つきや目つき、態度で異変に気づくことができます。

子供のサインを見落とさずに、自分がおかしいなと感じたら病院側にクレーマーと思われても意見を言って子供の命を守らないといけないなと感じました。

医師の言いなりになって自宅へ帰っていたら、子供は開腹手術になって、さらに体に負担をかけていたかもしれません。

だから、あの時、自分の勘を信じてよかったなと思っています。

これからも、小さなサインを見逃さずにアンテナを張っていきたいと思います。

コメントを残す