子供のあせもは主に2種類。それぞれの治療法と対策を紹介

子供にあせもができて困ったことはないでしょうか?
私自身、子供が2歳のときにあせもになった経験があります。そのときは背中やお尻にブツブツができ、真っ赤になりました。
自然に治るだろうと思っていましたが、気づかないうちに子供が掻いてしまい、とびひになりあたふたしました。
急いで皮膚科にかけこみ、抗生剤の飲み薬や塗り薬で治療し、よくなりましたが…。あせもだといって馬鹿にしてはいけないと思った瞬間でした。

そこで、子供のあせもでお困りのみなさんにあせもの対処法について紹介します。

あせもの原因

汗が出る腺(汗腺)には、エクリン腺とアポクリン腺があります。エクリン腺は体全体にあり、体温調節に関わっています。

あせもは、たくさん汗をかいたときこのエクリン腺が詰まり、汗が皮膚に留まることにより起こります。このことから汗貯留症候群とも呼ばれています。
また、汗腺の数は生涯変わらないと言われています。
そのため、体表面積当たりの汗腺の数が大人と比べて多いと考えられます。

さらに子供は代謝がよく、外からの刺激にも弱いためあせもができやすくなります。
特に日本の夏は高温多湿なため、子供たちにとってあせもができやすい環境です。夏だけでなく、部屋の温度が高すぎたり、汗の多い子供ではあせもになることがあるので注意が必要です。

あせもの種類と特徴

あせも(汗疹)は、汗が詰まる皮膚の深さの違いにより白あせもと赤あせも、深在性あせもに分類されます。
ここでは、一般的な白あせもと赤あせもを重点的に紹介します。

白あせも

白あせもは、水晶様汗疹とも呼ばれています。汗が皮膚の浅いところに貯まり、水疱が出来た状態です。顔や首、体に白っぽい水疱が急激にたくさんでき、痒みなどの自覚症状がないことが特徴です。

日焼けをしたときや、風邪などで熱が出てたくさん汗をかいたときにできることがあります。

赤あせも

赤あせもは、紅色汗疹とも呼ばれています。白あせもより深いところに汗が貯まり、炎症が起こった状態です。
白あせもは痒みがでませんが、赤あせもは炎症を伴い痒みや痛みがあるのが特徴です。
頭やひたい、体、膝の裏など汗をかきやすく蒸発しにくいところによくできます。さらにばい菌が感染すると、とびひなどの原因となります。

深在性汗疹はさらに深いところで汗が貯まった状態です。
熱帯地方に多く、日本ではまれにしか見られません。

それぞれの治療法

白あせもの治療

白あせもは、汗を拭き着替えをさせ、涼しくすれば薬を塗らなくても比較的早くよくなります。治らないようであれば医療機関を受診しましょう。

赤あせもの治療

赤あせもは痒みがでるため炎症を抑える塗り薬(ステロイド外用薬)を使用します。
また、痒みが強いときは痒み止めの薬(抗ヒスタミン薬)を飲むこともあります。悪化し、とびひなどになった場合は、抗生剤の飲み薬や塗り薬で治療します。

赤あせもは毛包炎・虫刺されなどと区別がつきにくく、さらに治りにくいため医療機関を受診しましょう。
受診する場合は、小児科でも皮膚科でもどちらでも良いです。
ステロイド外用薬を使って症状が悪くなったり、感染症が疑われる場合は皮膚科を受診しましょう。

ステロイド外用薬の副作用を気にされる方もいらっしゃると思います。
副作用を怖がり、ステロイド外用薬を中途半端に使用することにより、炎症を抑える効果が十分に発揮できなくなります。
そのため、長期間塗らなければならないという悪循環につながります。医
師・薬剤師の説明を守り、きちんと使用すれば症状はよくなるので、怖がらずに使用しましょう。

予防・対策

あせもは、発症させないこと・悪くならないようにすることが大切です。
あせもの予防は、体温が上がるのを防ぎ、たくさん汗をかきすぎないようにすることが重要です。まずは涼しい環境にしましょう。
室温20~24℃、湿度50~60%を目安にします。汗をかいた場合は、できるだけ早く汗を拭いてあげ、こまめに着替えをします。外に出た後や、お昼寝の後はシャワーを浴びるのもよいでしょう。

お風呂に入り、体を洗うときは石鹸をよく泡立て、あせものある部分は刺激にならないようこすらず、手でなでるように洗います。
そのあと石鹸はしっかり洗い流します。
拭くときは、タオルはこすらないよう押し付けて拭きます。こすることにより刺激となるため注意しましょう。

服や寝具は、木綿のような素材が吸湿性と通気性に優れているためおすすめです。
ベビーパウダーは汗が出るのをふさいでしまう可能性があるため、やめておきましょう。特にあせもが体の広い範囲にあると、汗をかく機能が低下するので熱中症にも注意が必要です。

まとめ

あせもにならない環境作りが大切です。
赤いブツブツができたら、医療機関を受診しましょう。
薬の使い方は、医師・薬剤師の言うことをきちんと守りましょう。
ステロイド外用薬に抵抗のある方がいらっしゃると思いますが、自己判断で中止するのはやめましょう。

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